薬物療法は、原因療法と対症療法に大きく分ける事ができます。
原因療法の薬は、症状を悪化させる原因を取り除く目的で用います。この薬は根本治療であり、例えば、菌の繁殖を抑える抗生物質が挙げられます。
しかし、現在使われている殆どの薬は、対症療法の薬で症状を抑える為の薬です。問題となっている症状は抑えますが、根本的な原因を取り除くわけではないので、症状の原因が取り除かれる前に、薬の効力が切れると症状がぶり返します。対症療法の薬の代表には鎮痛剤が挙げられます。
薬を飲んで、症状が抑えられている時に、無理しすぎて動きすぎると症状が悪化してしまう事もあります。薬物療法は、医師、薬剤師の指示に従い、用量、用法を守って服薬してください。
当院では、内服薬や湿布薬による薬物療法に加えて、リハビリ室にて、温熱や電気治療機器を用いて体液の循環改善をする物理療法。必要な方には、症状のある部位にかかるメカニカルストレレスの原因を、身体の動きの専門家である理学療法士が評価・治療を行う運動療法を組み合わせる事で、根本治療を目指しています。