スマホ病

 今日は、『スマホの使い過ぎによって起こる様々な症状や問題』について紹介します。

眼精疲労
長時間じっと画面を見つめることによって、ブルーライトの影響によって、目の痛みや視力低下を招きます。また、寝付きも悪くなります。

ストレートネック
スマホを使用するうつむき加減の姿勢を長時間取る事で、首こり・肩こりを生じ、それにより、頭痛や吐き気も伴う事もあります。

巻き肩
画面を見る下向き姿勢に伴い、猫背を引き起こします。

指の変形
スマホを支える事で、徐々に指が変形してしまう事もあります。同じようにして、腱鞘炎のリスクも高まります。

パッと思い付くだけでも、これくらい影響あります。
スマホを使用する頻度や姿勢気をつけて下さいね。

腱板トレーニング 肩関節周囲炎

肩の障害において、トレーニング方法としてインナーマッスルを鍛える事は有効です。

『インナーマッスル (ローテーターカフ : 回旋筋腱板)』

三角筋や上腕二頭筋などの表層にある大きな筋肉はダンベルなどの負荷をかけてトレーニングしますが、インナーマッスルは、小さくて深層にある筋肉なので軽い負荷でトレーニングします。

インナーマッスルをトレーニングで刺激するときは、

低い負荷で多い回数

フォームを正確に

高負荷で無理に行うと、フォームが崩れると一気にトレーニング効果が下がってしまいます。

バンドやチューブを使用して行うことが多いですが、今回は、ペットボトルで代用する方法を紹介します。

横向きに寝たら、1枚目の写真の姿勢(スタートポジション)をとります。

次に、写真の様に、挙げていきます。このときに、脇が開かない様に注意して下さい。

回数:20〜30回(疲れるまで)×3セット

他にも、症状に合わせたトレーニングの方法がありますので、気になる方は、是非、当院リハビリスタッフに、気軽にご相談くださいm(_ _)m

夏バテ

皆さん、最近は梅雨でジメジメした嫌な季節ですね。梅雨明けすると、暑い夏がやってきます。
そこで、今回は夏バテについて書いてみます。

夏バテには、大きく2つの理由があります。

①高温多湿の環境

②室内外の気温の差

高温多湿の為、
汗が大量に出る → 体内の水分が出て行く + 水分補給不足 → 脱水 → 汗がでない → 熱が身体にこもる
これによって、体内に熱がこもり、体調不良を引き起こします。
さらに、暑いからといって、冷たいものばかり、飲んだり食べたりしていると、胃腸の温度が下がり、機能低下を起こします。

内臓機能の低下 → エネルギー供給低下 → 疲労感 → 熱への対応低下

このような、悪循環に陥ります。

室内外の気温差
室内と室外の、極端な気温差により、交感神経と副交感神経の切り替えが多くなり、その調整が狂ってきます。自律神経の乱れです。
特に、毛細血管の調整が出来なくなり、体温調節に支障をきたします。

内臓の不調や自律神経の乱れにより、体力の低下を引き起こした結果が、夏バテです。

室内外の気温差をあまり作らずに、冷たい物ばかり摂取して、お腹を冷やさないようにしましょう。
白湯や温かい飲み物で、十分な水分を摂取するように心がけて、この夏乗り切りましょうね。

ドローイン

ドローインはダイエットや腰痛改善に効果あり⁉️

『ドローイン』とは、お腹を凹ませる運動で『腹横筋』というお腹のインナーマッスルを鍛える運動で、腹筋運動のひとつで、『体幹トレーニング』や『コアトレーニング』というトレーニングに分類されます。
まだまだ認知度は低いかもしれませんが、以前からダイエット法としてメディアでも取り上げられています。

『腹筋運動』といえば、足を固定して、起き上がる運動を思い浮かべるとおもいます。

一般的な『腹筋運動』は、お腹の表面にある腹筋群を全体的に鍛えます。

腹筋群には

・腹直筋
・内腹斜筋
・外腹斜筋
・腹横筋
大きく分けて4種類の筋肉で成り立っています。

腹直筋: 6つに割れた真ん中の筋肉

内外腹斜筋: お腹の横が引き締まる

腹横筋: 全体的にウエストを凹ませる

以上のような特徴がそれぞれにあります。

ダイエットの一環でお腹を凹ましたい
腰痛予防・改善や良い姿勢を作りたい

このような目的をお持ちの方は、今からご紹介する『ドローイン』を実践してみてください。

『ドローイン』とは、4つの腹筋群の中でも、『腹横筋』に焦点を当てて鍛えエクササイズになります。
『腹横筋』とは、腹筋群の中で一番深層にある筋肉で、お腹をグルッとコルセットのように巻いている筋肉コルセットです。

腹横筋を鍛えることで、内臓を圧迫して正しい位置に保つ事で、ポッコリお腹の解消につながり、腹圧が高まる事で身体の軸を作る事で、姿勢の改善や腰への負担を軽減することにつながります。

1. 膝を立て、仰向けに寝ます。

2. 片手はお腹の上に、反対の手は背中の下に添えます。

3. 鼻から息を吸いながら、お腹を膨らまします。

4. 次に口からゆっくりと息を吐いていきながらお腹を凹ませます。

5. これを、1セットで10回行います。3〜5セットを目安に毎日行いましょう。

2~4週間 継続してみてください。

ヘバーデン結節

  1. 「指の第1関節が腫れていて曲げると痛い・・・」

「関節が太くなってきた。指が曲がってきた・・・」

など、指の関節の腫れや痛み・変形などが起きている方は、

手の変形性関節症かもしれません。

第1関節におきるものを、へバーデン結節

第2関節におきるものを、ブシャール結節と呼びます。

特にきっかけがあるわけではなく、気がついたら指が腫れたり、変形したり、痛みが出たりするのは、指の関節が変形してきているからです。

症状の期間は、個人差がありますが、だいたい1〜2年間で治ると言われています。

変形性関節症は、ある程度変形しきってしまうと症状が落ち着く傾向にあります。しかし、日常生活で使うため、ツライと思います。そのような方は、テーピングや絆創膏で固定したり、病院での物理療法で疼痛緩和しましょう。

当院には、手を温めるパラフィン浴を設置しております。

是非、ご相談ください。

肩コリ体操 2

「いつも肩コリがひどくなると首もガチガチになって痛くて寝れない・・」

「肩コリから始まって、眼の疲れや頭痛があると痛み止めを飲んでしまう・・」

「肩コリ解消に高級な枕に代えたけど、結局あまり変わらない・・」

このような事で、お悩みの方はたくさんいらっしゃいます。

前回に引き続き、自分で簡単にできる『肩コリ体操』をご紹介します。

自分で『肩コリ』をなんとかしようと思ったときに、やりがちなのが『ストレッチ体操』ではないでしょうか?

下の写真は、後頭部から首の筋肉をストレッチで伸ばしています。                                             

下の写真も同じようなストレッチになりますが、首の横から肩にかけての筋肉を伸ばしています。

このようなストレッチをした後には、つっぱり感から解放されたことで、すーっとします。

  • 首が軽くなったような感覚
  • 動かせる範囲(可動域)が広がっている

って感じられることから、あちこちで取り上げられています。

しかし、ストレッチをしていても、1番伸ばしたい硬くなった筋肉を伸ばせていません。隣合う(連結している)柔らかくて伸びやすい筋肉の方が伸ばされています。

ですから、体操をして、筋肉を動かし血流を循環させることで、『肩コリ解消』しましょう。

① 両腕をバンザイします。

② バンザイした腕をそのままにして、天井に向かって肩をすくめます。

目標回数  15〜20回

バンザイができない方は、肩すくめでも大丈夫です。 “肩コリ体操 2” の続きを読む

肩コリ体操

「いつも肩が凝っている」

「ひどい肩コリで頭痛がする」

肩コリに悩まされているけど原因がわからず、どう対処していいかわからない方は多いのではないでしょうか?

また、自分でなんとかしようと、ストレッチや体操をしているけど効果がなくて、やめてしまった。多いと思います。

そのような方のために、お勧めしたい自分でできる『肩コリ体操』を紹介します。

背伸び(広背筋ストレッチ)  目標回数:2~4回

朝起きた時や風呂上がり、夜寝る前に体操をする習慣をつけましょう。

猫の伸びをイメージして、斜め後ろの天井にお尻を突き出します。

力を抜いて息を止めないように注意しながら20~30秒保ちます。

             

猫の背体操(CAT BACK) 目標回数:10回×3set

四つ這いの姿勢から猫の背中みたいに、背中を丸めたり、反らしたりします。

                               

ここで紹介した『肩コリ体操』は、1,2回で効果がでる方もいると思いますが、そうでは無い方もいると思います。

他にも、いくつも方法はありますが、中でも重要な体操を紹介しています。

生活習慣や姿勢・体質などあらゆる角度から、肩コリを作っている原因を探り、ひとつひとつ取り除いていく必要があります。

まずは14日間じっくり取り組んでみてください。

状況が変わらない方は、是非、当院にご相談ください。

“肩コリ体操” の続きを読む

現代病⁉️ スマホ首

皆さんは、スマホをどの程度使用していますか?
最近、肩コリや首の痛みで、当院に来院される若い方が増えています。スマホ使用による不良な姿勢が原因で、頚椎の湾曲が不足したストレートネックです。(スマホによる原因だけとは限らない)

スマホ首とは、スマートフォンを使用している時の首の形をいいます。頭を下に傾けて首を屈曲している状態です。この姿勢を長時間反復的に行われることによって、首の痛みをはじめとした色んな症状がカラダに起こってきます。

スマホをしている時の姿勢 → 頭を前に倒した不良姿勢

スマホ首による首の負担は、頭を傾けた角度によって変わってきます。

 

 

 

 

米ニューヨーク市の脊椎専門のクリニック  ケネス ハスラージ氏(Dr.Ken Hansraj)の研究によると、頭を前に倒す角度によって、首への負担が増していくそうです。
15度で12kg  30度で18kg  45度で22kg  60度で27kg

スマホなどを見下ろしている姿勢は首の筋肉に大きな負担を与えます。頚椎・神経・椎間板を圧迫するので、首肩を中心とした症状が起こります。

  • 肩コリ・首の痛み
  • 椎間板症(椎間板性疼痛)、頚椎症、手のしびれ
  • 慢性頭痛
  • めまい、吐き気
  • 自律神経失調症
  • うつ、無気力、冷え性、疲れやすい
  • 胸やけ、逆流性食道炎
  • 頚椎症性神経根症

目線が下にならないようにスマホの位置を上に上げ、スマホ自体も垂直に近い角度を保って持つようにしましょう。また 15分以上の連続使用も避けるようにしましょう。

皆さん、スマホを使う時の姿勢、首の位置に注意しましう。

お水飲んでますか?

最近、少しづつ気候が暖かくなってきていますね。
みなさん、正しい水分補給出来ていますか?

人間の身体の60%は水分と言われています。
我々、人間の身体は息をすること、汗をかくこと、排泄などを通して一日2リットル以上もの水分が失われています。失われた分の水分を補わなければ、多くの水分で構成される人間の身体は、その基本的な生体機能が低下し、体温を調整する皮膚もカサカサに乾燥してしまいます。

ただし、失われた水分を一度に大量に摂取してしまうのはやめましょう。一度に大量に飲むことで体内の電解質のバランスが崩れ、身体の不調や、むくみを引き起こしやすくなります。
また、暑いからといって、冷えた水分も身体の冷えに繋がります。夏場に、冷えからの体調不良や腰痛症などの症状を訴える人も少なくありません。

のどか渇いた時はすでに脱水がはじまっています。水は手の届くところに置き、少しづつ摂取しましょう。

目安としては、体重の3分の1程度摂取しましょう。ただし、活動量、運動量で異なります。

どのような水分でも良いのか?よく聞かれますが、コーヒーや紅茶などは利尿作用がはたらきますので、せっかく摂取した水分がどんどん排出されてしまいます。ジュースや炭酸飲料に含まれる砂糖の量は多いので、身体を冷やす作用が働いてしまいます。水分ならなんでも良いというわけではあありません。

水分補給には、身体を冷やさない常温の水か、白湯を飲むのがお勧めです。                                                                              炭酸水は、便秘解消、疲労回復効果も期待できるといわれていますので、取り入れてみるのも良いと思います。

子どもの体力、運動能力は低下している⁉️

現代の子供たちは昭和の時代の子供たちに比べると、体力は落ち、運動能力も衰えています。

文部科学省が昭和39年から行なっている「体力、運動能力調査」によると、昭和60年を境に、子供の体力、運動能力は低下し続けています。

原因の一つと言われている環境の変化やゲームの影響。住みやすい環境を作り続けた結果、遊ぶ場所が減り、車社会になった結果、歩く量が減っています。

体力、運動能力低下が原因で子供自身への影響として、ケガをする子供が増えています。また、運動不足により基礎代謝が衰えて、まるで大人の生活習慣病と同じように、肥満や糖尿病を抱える子供たちも増えています。

子供の体力を向上させる3つの提案

1. 自分で歩かせる
買い物や習い事、近くに出かける際に歩かせる。

2. 外で遊ぶ
1日5分だけでもいいので、家の前などで、ボール遊びや鬼ごっこをする。

3. 子供の荷物は自分で持たせる
つい大人が子供の荷物を持っていませんか?幼いうちから自分で持つように教える事により、子供の基礎体力はつき自立心を養うことにもなります。